年齢・言語・現在のキャリア・技術的なバックグラウンドは日本での就職活動にどう影響しますか?
同じ業界内での中途採用もそうですが、未経験業界への転職はより難しく感じるものです。就職先がどこであれ、転職が成功するためにはいくつかの要素があります。特に、日本での中途採用においては、年齢、日本語能力、これまでのキャリアや学歴に関連するものがあります。
昔ながらの日本企業を志望する大学の新卒者や社会人経験のない新入社員は、新入社員の年齢や大学の学歴などにこだわることがあります。また、技術職以外の業界経験者については、その経験が次の仕事にどの程度活かせるかによって、有利になるかどうかが決まります。ぜひTokyo Dev on International Developers in Japanが実施した2021年の調査結果も参考にしてみてください。
年齢が転職活動に与える影響はありますか?
日本企業の場合、年齢が採用の判断材料になるのは事実です。昔ながらの日本企業であれば概ね当てはまります。しかし、多くの多国籍企業や国際企業は、候補者の年齢よりも技術的なスキルを重要視しています。こちらは、次の項目で詳しく説明しますね。
技術的なバックグラウンドと経歴は、転職活動にどのような影響を与えますか?
技術的なバックグラウンドと経歴は就職に影響を与えますが、あなたが考えているような形ではないかもしれないので説明します。
コーディングブートキャンプを受講する前に技術的なバックグラウンドを持っていなかったとしても、卒業後に転職活動する際の妨げになることはありません。ただし、コーディングブートキャンプに参加する前に何らかの専門知識があるとそれが付加価値となり、応募する仕事や業界によっては、専門知識がない人に対する優位性が生まれるということはあります。この優位性について例を挙げると、金融業界で数年働いたことのある人がフィンテック企業のソフトウェアエンジニア職に応募する場合にそうでない人よりも有利になる可能性がある、ということです。
とはいえ、企業は一般的には採用プロセスに技術的な評価を盛り込んでいるので、まずそれに合格する必要があります。この技術的な評価にどう対応するかが、イマーシブコース、イマーシブパートタイムコースのカリキュラムに含まれるキャリアサポートで扱うテーマの一つです。
就職にCSの学位は必要ですか?
コンピュータ・サイエンス(以後、CS)の学位は、キャリアチェンジを考えている多くの人にとって悩みの種ですが、端的に言うとソフトウェア・エンジニアとして就職するためにCSの学位は必要ではありません。もちろん応募者にCSの学位を要求する企業もありますが、大半の企業は要求しません。Tokyo Dev on International Developers in Japanの給与に関するアンケートでは、「CSの学位といった正式な教育を受けているか、関係のない学位を取得しているか、コーディングブートキャンプに参加しているかは、経験を考慮した後の給与と明らかな相関関係はなかった」としていることから、転職活動に影響するものではないと言えます。また、CSの学位をジョブディスクリプション(職務記述書)の要件としている企業であっても、その企業の社員からの直接紹介などで抜け道的に要件をパスできる場合もあります。それが、我々が人脈作りの重要性を説く理由ですね。
コードクリサリスは東京・六本木で以下のコースを提供している学校です:
*12週間のコーディング・ブートキャンプ
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